リーズからクラクフへ旅行|世界遺産巡り
- nazufienterprise

- 4月8日
- 読了時間: 8分
更新日:8月22日
先日、リーズからポーランドのクラクフへ旅行に行ってきました。
海外旅行は約1年ぶりで、久しぶりにその楽しさを味わうことができました。
今回は、クラクフ旅行での体験について書いてみたいと思います。
これからクラクフへの旅行を計画されている方の参考になれば幸いです。
旅の始まり:リーズからクラクフへの旅行|世界遺産巡り
▶︎なぜポーランドのクラクフを選んだのか?
その一番の理由は、ズバリ「アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を見学したかったから」です。
▶︎リーズからクラクフへのアクセス
出発はリーズ・ブラッドフォード空港から。オランダのスキポール空港を経由し、クラクフの空港(ヨハネパウロ2世・クラクフ・バリツェ国際空港)へ向かいました。所要時間はおよそ4時間ほどです。
直行便があればもっと楽だったのですが、残念ながら便数も限られており、運航会社の選択肢も少なかったため、今回はオランダ経由での旅となりました。
ちなみに、利用した航空会社はオランダのKLM航空で、昨年スペイン・バルセロナを訪れた際にも利用しました。
近距離路線だからか、機体はいつも少し小さめですが、スキポール空港はヨーロッパ各地へアクセスするためのハブのような存在なので、オランダが目的地でなくても、この空港を経由する旅行者は多いのではないかと思います👀✈️
ヴィエリチカ岩塩坑の訪問
初日は、クラクフ近郊にある「ヴィエリチカ岩塩坑」を訪れました。
ここは13世紀ごろから岩塩の採掘が始まり、なんと約700年以上も稼働していた岩塩採掘場で、現在はユネスコの世界遺産にも登録されています。
▶︎塩の世界に魅了
観光で見学できるのは地下約135メートルの範囲までですが、坑道全体としては327メートルの深さまで開発されているそうです。横方向に広がる坑道の総延長は245キロメートルにもおよび、そのうち観光できるのはおよそ3キロメートルとのことで地下空間全体のたった2%しかないようです。
実際に訪れてみると、その地下空間の広さに圧倒されました。壁や床、さらにはシャンデリアまでもが「塩」でできた礼拝堂などもあり、まるで古代遺跡を冒険するファンタジー映画の世界に迷い込んだような気分でした。
現代では「塩」は料理に欠かせない身近な調味料ですが、当時は非常に貴重な資源でした。そのため、採掘された塩の輸出や取引がポーランドの経済と繁栄を支えていたのだそうです。
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所の訪問
2日目は、「アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所」を訪れました。
「アウシュビッツ」という言葉は、一度は耳にしたことがある方も多いかと思います。
ここは第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって設置された強制収容所で、場所はドイツではなく、ポーランドのオシフィエンチムという町にあります。「アウシュビッツ」という名称は、この町のドイツ語名に由来しています。
世界的にも非常に有名なこの場所は、ホロコーストの象徴とされており、多くのユダヤ人が犠牲になりました。
しかし犠牲になったのはユダヤ人だけでなく、ポーランド人、ロマ(ジプシー)、ロシア軍の捕虜など、さまざまな人々も含まれていました。
▶︎アウシュビッツには2つの施設がある
アウシュビッツには2つの場所があります。
ひとつ目は「アウシュビッツⅠ」で、いわゆる最初に建設された強制収容所です。
もうひとつが「アウシュビッツⅡ(ビルケナウ)」です。こちらはユダヤ人の絶滅を目的とした「絶滅収容所」として使用されていました。
両施設には当時の建物や、人々の写真、衣服・靴・日用品などの遺品が残されており、目を覆いたくなるような現実を物語っていました。
また、敷地は非常に広大で、それだけ多くの人々がここに収容されていたことが実感できます。
このアウシュビッツ=ビルケナウも、ユネスコの世界遺産に登録されています。
▶︎移動手段について
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所へのアクセスには、バスや電車を利用するのが一般的かと思います。
私たちは、旧市街地近くのクラクフ中央駅(Kraków Główny)から、最寄り駅であるオシフィエンチム駅(Oświęcim)まで電車で移動しました。
駅に到着後は、そこから徒歩でおよそ20分ほどかけて施設まで向かいました。
▶︎見学方法について
見学方法は「ツアー」と「自由見学」の2種類から選ぶことができます。
自由見学は15時半以降からしか入場できないため、時間には注意が必要です。
私たちは赤ちゃん連れということもあり、時間の自由がきく「自由見学」を予約し、15時半ちょうどに現地へ到着して見学を開始しました。
前述のとおり、アウシュビッツにはアウシュビッツⅠとビルケナウ(アウシュビッツⅡ)の2つの施設があり、それぞれが非常に広大な敷地を持っています。
そのため、15時半から見学を始めると、すべての場所を見て回る前に日が沈んでしまい、少し心残りとなってしまいました。
可能であれば、あらかじめ見学したい場所を調べて優先順位をつけて回るか、日が長くなる夏の時期に訪れるのがおすすめです。
オールドタウンの観光
初日と3日目は、クラクフの旧市街(Kraków Old Town)を訪れました。
ここは、ポーランドで最も美しく保存された歴史地区のひとつで、中世ヨーロッパの雰囲気を存分に楽しめる場所です。
私たちは、中央広場(Rynek Główny)を散策したり、ポーランドの伝統料理(ピエロギやジュレックなど)を味わったり、観光客向けの馬車(ホースキャリッジ)に乗って、約20分ほど周辺の名所を一周しました。
馬車に乗るのは人生で初めての経験でしたが、石畳の街中を馬車でゆっくり移動するそのひとときは、まるで時代をさかのぼり、当時の生活を垣間見ているかのような感覚でした。
ポーランド国内の移動手段について
私たちは、旧市街(Kraków Old Town)から電車で約10分の場所にある「Hyatt Place Kraków」に宿泊しました。
現地での主な移動手段は、タクシーと路面電車でした。
ポーランドはイギリスと比べて物価が安いため、タクシーを利用してもそこまで高いと感じませんでした。
▶︎路面電車の利用について
チケットは主に以下の2通りの方法で購入できます:
事前に現金を用意し、駅や停留所に設置されている券売機で購入する
交通系の専用アプリをダウンロードし、そこに金額をチャージ(プリペイド)して使用する
※補足:駅によっては券売機が設置されていないこともあります。その場合は、車内にある券売機で購入する必要があります(アプリ使用時を除く)。
私たちは、交通系専用アプリ(Jakdojade)をダウンロードし、都度Apple Payで運賃をチャージして利用しました。イメージとしては、日本にもあるモバイルPasmoやSuicaなどと同じです。
不思議だったのは、乗車時も降車時も改札機にタッチする必要がなかったことです😆。
ただし、たまに検札が来て抜き打ちのチェックが行われるようなので、チケットはしっかり購入しておきましょう😸🎫。
運賃もリーズナブルなので、負担にはならないかと思います。
▶︎タクシーの利用について
路面電車の他に、何度かタクシーも利用しました。
そのほとんどが Uber で、通常のタクシーと比べて非常にリーズナブルでした。タクシーを使うなら、断然Uberがおすすめです。
Uberを初めて利用する方はこちらからサインアップして特典をご利用ください😊。(※エリアによって、または条件変更により利用不可になる場合がございます。)
日本では「Uber解禁」がニュースになったりしていますが、イギリスでは日常的に使われており、ポーランドでも同じように使えるのでとても助かりました。
Uberのメリットとしては、乗車前に価格やルートなどが明確にわかる点、そして何より安価であること。従来のタクシーよりも圧倒的に使いやすいです。
ちなみに、私たちは空港からホテルまでは通常のタクシーを利用しました。
深夜の到着だったこともあり、約15分の移動で5,000〜6,000円ほどかかりました。
あとから調べたところ、Uberならおそらく半額程度だったと思います。到着直後で気が回らず使えなかったのがちょっと悔やまれました😅
クラクフ旅行のまとめ
リーズからアクセスが良く、物価も比較的安いクラクフ。歴史ある街並みや重要な世界遺産を見学することができ、とても有意義な旅となりました。
海外での生活にもだいぶ慣れてきましたが、クラクフはイギリスの街とはまた違った雰囲気があり、同じヨーロッパでも国によってこんなにも異なるんだなと、改めて海外旅行の楽しさを実感しました。
今回は赤ちゃん連れの旅だったため、
「飛行機は大丈夫かな?」
「移動は大変じゃないかな?」
「観光地で問題なく過ごせるかな?」
など、いくつか不安もありましたが、実際は大きなトラブルもなく、無事に旅を終えることができました。KLMの乗務員さんも親切にケアしてくださり、本当にありがたかったです。
これからも、定期的に海外へ旅をして、思い出とまだ見ぬ世界を探しに行けたらと思っています✈️🌍
今回は、ポーランド・クラクフへの旅(世界遺産巡り)についてご紹介しました。
ご質問やお勧めの国などあれば、どうぞお気軽にコメントください😊。
それでは、また!
良い1日をお過ごしください👍。



























































































































































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