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【イギリス子育て】Secondary Schoolとは?入学・学校選び・GCSEを在英家庭目線で解説

9月9日
読了時間: 6分

更新日:3 日前

イギリスで子育てをしていると、Primary Schoolの次に気になってくるのがSecondary Schoolです。日本でいう「中学校」に近い存在ですが、実際にはYear 7からYear 11まで続き、その先のGCSEや進路とも深くつながっています。


私自身、イギリスで子育てをしていると、学校は『評判が良いか』だけでなく、住む場所や通学距離、子どもが毎日無理なく通えるかまで含めて考えるものだと感じます。Secondary Schoolはまだ先という家庭でも、仕組みを早めに知っておくと、引っ越しや学校選びの見え方が少し変わってきます。


この記事では、主にイングランドのSecondary Schoolについて、年齢・学年、学校の種類、Year 7の入学申請、Ofsted、GCSE、16歳以降の進路まで、日本人家庭が押さえておきたいポイントをまとめます。※スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは教育制度が異なります。


イギリスのSecondary Schoolの校舎イメージ




Secondary Schoolとは?日本の中学校との違い

イングランドでは、Secondary Schoolは一般的にYear 7からYear 11まで。年齢では11〜16歳が中心です。日本の中学校3年間より長く、中学校から高校1年生ごろまでを一つの学校で過ごすイメージに近いです。


▶︎Key Stageで見ると分かりやすい

  • Key Stage 3:Year 7〜9(通常11〜14歳)

  • Key Stage 4:Year 10〜11(通常14〜16歳)

  • Key Stage 4では、多くの生徒がGCSEやTechnical Awardsなどの資格取得に向けて学びます。


日本の『中学校卒業=一区切り』とは少し違い、イングランドではYear 10・11の学習がGCSEにつながるため、Secondary Schoolの後半は進路選択の土台になる時期です。




Secondary Schoolにはどんな種類がある?

一口にSecondary Schoolと言っても、運営方法や入学基準はさまざまです。学校名だけを見ても分かりにくいので、まずは大きな違いを知っておくと探しやすくなります。


▶︎State-funded School

公費で運営される学校で、通常は授業料がかかりません。AcademyやFree SchoolもState-funded Schoolに含まれます。学校によってはLocal AuthorityではなくAcademy Trustが運営しています。


▶︎Grammar School

一部地域に残る選抜制の学校です。入学試験を課す学校があり、地域によって制度や選考方法が異なります。住んでいる地域にGrammar Schoolがないケースも珍しくありません。


▶︎Independent / Private School

公費ではなく学費で運営される私立校です。申請方法や選考は学校ごとに異なり、State schoolとは別に直接学校へ申し込むケースが一般的です。




学校選びで確認したい5つのポイント

Secondary School選びで私なら最初に見るのは、ランキングそのものより『その学校に現実的に入れるか、そして毎日通えるか』です。人気校でもAdmission criteriaに合わなければ入学できないことがあります。


▶︎① Admission criteria ② 距離 ③ Ofsted ④ 成績 ⑤ 雰囲気

  • Admission criteria:住所、兄弟姉妹の在籍、宗教要件、選抜試験など

  • Catchment・通学距離:人気校では距離が重要になる場合があります

  • Ofsted:2025年11月からの新しいreport cardで、複数の評価項目を確認

  • Performance data:GCSEなどの成績や生徒の進歩を比較

  • Open evening:学校の雰囲気、先生、生徒、設備、通学動線を実際に確認


GOV.UKの学校比較サービスでは、試験結果や進学・進路に関するデータなどを確認できます。Ofstedは2025年11月から新しいreport card方式へ移行し、従来のような1つの総合評価だけではなく、attendance and behaviour、achievement、inclusionなど複数の項目ごとに評価を示しています。旧方式の評価と単純比較はできないため、最新のreport card本文まで読むのがおすすめです。数字だけで決めるのではなく、可能ならOpen Eveningに足を運び、子ども本人がどう感じるかも見ておきたいところです。


イギリスのSecondary Schoolの教室イメージ



Year 7の入学申請|時期・締切・申し込み方法

State secondary schoolへYear 7から入る場合は、基本的に自分が住んでいるLocal Councilを通して申請します。希望する学校が別のCouncilエリアにあっても、通常は居住地のCouncilへ申請します。


▶︎Secondary Schoolの申請締切

GOV.UKでは、Secondary Schoolの申請は通常9月ごろに始まり、10月31日が締切と案内されています。合否ではなく学校の割り当て結果が通知されるNational Offer Dayは通常3月1日です。日付が週末やBank Holidayの場合は次の営業日になります。


希望校を1校だけ書けば入りやすくなる、という仕組みではありません。GOV.UKも『1校だけ記入しても、その学校に入れる可能性は上がらない』と明記しています。複数校を現実的な優先順位で記入するのが重要です。


▶︎途中でイギリスへ引っ越した場合

年度途中の転入はIn-year applicationになります。空き状況や申請方法はCouncil・学校によって異なるため、引っ越し先が決まった段階でLocal Councilへ確認するのが確実です。




Key Stage 3・4とGCSEの仕組み

Key Stage 3ではEnglish、Maths、Scienceのほか、History、Geography、Modern Foreign Languages、Computing、Art、Music、PEなど幅広い科目を学びます。


▶︎Year 10・11ではGCSEが中心に

Key Stage 4になると、多くの生徒がGCSEまたはTechnical Awardsなどの資格取得を目指します。English、Maths、Scienceは特に重要で、その後のSixth FormやCollegeへの進学条件にも関係してきます。


学校によって選択できるGCSE科目や組み合わせが異なるため、Secondary Schoolを比較するときは『どんなGCSE科目を選べるか』も意外と大事な確認ポイントです。


Secondary Schoolの学習環境をイメージした学校図書館



16歳以降の進路|Sixth Form・Collegeなど

Year 11を終えると、進路は一つではありません。学校併設のSixth Form、Sixth Form College、Further Education College、Apprenticeshipなど、それぞれの目標に合わせた選択肢があります。


イングランドでは、Year 11を終えて学校を離れた後も18歳までは、①フルタイム教育(Collegeなど)、②Apprenticeship、③週20時間以上の就労・ボランティアをしながらパートタイムの教育・訓練を受ける、のいずれかを続ける必要があります。必ずしもSecondary Schoolと同じ学校に残る必要はなく、GCSEの結果や将来学びたい分野をもとに進路を選びます。




在英家庭目線で感じる、学校選びで大切なこと

学校選びというと、どうしてもOfstedや成績ランキングが気になります。もちろん大切な材料ですが、子どもが5年間通う場所だと考えると、それだけでは決めきれない気がします。


家から無理なく通えるか。学校に入ったときに子ども自身が居心地よく感じるか。先生と生徒の距離感はどうか。放課後の活動や得意分野を伸ばせる環境があるか。こうした『数字に出ない部分』も、実際の生活ではかなり大きいと思います。


特にイギリスでは、住む場所と学校の選択がつながっていることがあります。Secondary School入学の直前になって慌てるより、Primary Schoolの後半に入る前から近隣校を少しずつ見ておくと、引っ越しも含めて選択肢を持ちやすくなります。





Secondary Schoolのよくある質問

▶︎Secondary Schoolは何歳から?

イングランドでは通常Year 7から始まり、11〜12歳ごろに入学します。Year 11までの5年間が一般的で、Key Stage 3とKey Stage 4に分かれています。


▶︎Year 7の申請締切はいつ?

通常は入学前年の10月31日が締切です。申請開始日はLocal Councilによって異なりますが、多くの地域では9月ごろから受付が始まります。Secondary SchoolのNational Offer Dayは通常3月1日です。


▶︎Ofstedの『Outstanding』『Good』だけ見ればいい?

Ofstedは2025年11月から新しいreport card方式を導入しており、2026年時点では、1つの総合評価だけで学校を表す仕組みから変わっています。複数の評価項目と説明文を確認し、学校見学や通学条件などと合わせて判断するのがおすすめです。


▶︎16歳で学校を卒業したら働いてもいい?

イングランドでは16歳以降も18歳まで、教育または認められた訓練を続ける必要があります。Sixth Form、College、Apprenticeshipなど複数の進路があります。




まとめ|Secondary Schoolは早めに仕組みを知っておくと選びやすい

Secondary Schoolは、Year 7の入学申請だけでなく、GCSEや16歳以降の進路までつながる大切な5年間です。学校選びでは、Ofstedや成績だけでなく、Admission criteria、通学距離、選べる科目、学校の雰囲気まで含めて見ることが大切です。


特に人気校では住所や距離が入学条件に影響することもあります。Primary Schoolのうちから近隣のSecondary Schoolを調べ、Open Eveningや公式情報を確認しておくと、直前になって慌てずに選択肢を比較できます。

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