【イギリス薬局ガイド】Boots・Superdrug・Well Pharmacyの違いと薬の買い方を解説
- nazufienterprise

- 5 日前
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更新日:3 日前
こんにちは、Nazufiです!
イギリスで生活していると、体調不良のときに頼る場所のひとつが薬局(Pharmacy / Chemist)です。
日本でも、軽い風邪や頭痛、胃の不調などであれば、まず薬局やドラッグストアで市販薬を探す方も多いと思います。イギリスでもその感覚は近く、軽い症状であれば、まず薬局で市販薬を購入したり、薬剤師に相談したりすることができます。
特にイギリスでは、GP(かかりつけ医)の予約がすぐに取れないこともあるため、薬局をうまく活用できると、日常生活の安心感がかなり変わります。
この記事では、イギリスの主要な薬局・ドラッグストアの特徴、使いやすいポイント、注意したいポイント、そして薬の買い方について、Nazufi流に在英日本人や旅行者にもわかりやすくご紹介します。
≡目次 |
|---|
イギリスの薬局・ドラッグストアでできること
イギリスの薬局では、日用品や薬を買うだけでなく、さまざまな相談やサービスを利用できます。
たとえば、以下のようなことができます。
市販薬の購入
処方薬の受け取り
薬剤師への相談
薬の飲み方や副作用の確認
予防接種
血圧チェック
禁煙サポート
一部の症状に対するNHS Pharmacy Firstサービス
また、EnglandではPharmacy FirstというNHSサービスがあり、特定の症状についてはGPを予約せずに薬局で相談し、必要に応じて処方薬を受けられる場合があります。対象には、副鼻腔炎、喉の痛み、耳の痛み、感染した虫刺されなどが含まれています。

Boots|イギリスで最も使いやすい定番薬局
イギリスの薬局と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのがBoots(ブーツ)です。
駅前、ショッピングセンター、街の中心部などで見かけることが多く、薬だけでなく、コスメ、スキンケア、ベビー用品、サプリメント、日用品まで幅広く扱っています。
日本人の感覚でいうと、「薬局」と「ドラッグストア」と「コスメショップ」が合わさったような存在です。
▶︎使いやすいポイント
店舗数が多く、街中でも見つけやすい
市販薬、処方薬、コスメ、日用品をまとめて購入できる
大型店舗は品ぞろえが豊富
Boots Advantage Cardでポイントを貯められる
旅行者でも利用しやすい
▶︎注意したいポイント
人気店舗は混雑しやすい
薬局カウンターの営業時間が店舗営業時間と異なる場合がある
商品によってはスーパーやオンラインの方が安いこともある
💡こんな人におすすめ
初めてイギリスで薬局を使う人、旅行中に薬を探している人、薬だけでなくコスメや日用品もまとめて買いたい人におすすめです。
Superdrug|美容・コスメにも強いドラッグストア
Superdrug(スーパードラッグ)は、Bootsと並んでよく見かけるドラッグストアです。
Bootsよりも美容・コスメ寄りの印象が強く、スキンケア、メイク用品、ヘアケア、サプリメントなどが充実しています。
一方で、店舗によっては薬局カウンターがあり、処方薬の受け取りや薬剤師への相談ができる場合もあります。
▶︎使いやすいポイント
コスメやスキンケア商品が充実している
セールや会員価格でお得に買えることがある
Bootsより安く感じる商品もある
オンライン注文も利用しやすい
▶︎注意したいポイント
全店舗に薬局カウンターがあるわけではない
医薬品の品ぞろえはBootsの方が安定している場合がある
小規模店舗では薬の選択肢が限られることがある
💡こんな人におすすめ
薬だけでなく、コスメやスキンケア商品も一緒に買いたい人におすすめです。
特に、日用品や美容用品を比較しながら買いたい人には使いやすいお店です。
Well Pharmacy|地域密着型で処方薬の受け取りに便利な薬局
Well Pharmacy(ウェル・ファーマシー)は、BootsやSuperdrugのように駅前やショッピングエリアで目立つ大型店舗というより、住宅街やローカルエリアにある地域密着型の薬局という印象が強いです。
日本でいうと、駅前の大きなドラッグストアというより、近所の人が日常的に利用する“町の薬局”に近い存在です。
NHSの処方薬を受け取ったり、定期的な薬を管理したりするのに便利で、イギリスに住んでいる人にとっては、かかりつけの薬局として使いやすい選択肢です。
Leeds(リーズ)にもWell Pharmacyの店舗はあり、NHSの薬局検索でもリーズ市内のWell Pharmacyが確認できます。
▶︎使いやすいポイント
地域密着型で、近所の薬局として使いやすい
NHS処方薬の受け取りに便利
定期的な薬の管理に向いている
住宅街にあることが多く、近所に店舗があれば日常的に利用しやすい
▶︎注意したいポイント
BootsやSuperdrugほどコスメや日用品は多くない
駅前や大型ショッピングエリアでは見かけにくいこともある
店舗によって営業時間が短い場合がある
💡こんな人におすすめ
イギリスに住んでいて、定期的に処方薬を受け取る人や、近所で相談しやすい薬局を持っておきたい人におすすめです。
旅行者向けというより、在住者向けの薬局という印象です。
Tesco Pharmacy|スーパー内で使える便利な薬局
大型スーパーのTescoにも、店舗によって薬局が入っています。
食品や日用品の買い物ついでに薬を受け取れるため、日常生活の中で使いやすいのが特徴です。
特に車で買い物に行く人や、家族分の買い物をまとめて済ませたい人には便利です。
▶︎使いやすいポイント
スーパーでの買い物ついでに利用できる
大型店舗では駐車場があり便利
食料品、日用品、薬をまとめて済ませやすい
一部店舗では処方薬の受け取りや薬局サービスを利用できる
▶︎注意したいポイント
全てのTescoに薬局があるわけではない
薬局カウンターの営業時間はスーパー本体と異なる場合がある
専門的な相談のしやすさは店舗によって差がある
💡こんな人におすすめ
スーパーでの買い物と一緒に薬を受け取りたい人、車で大型店舗を利用する人におすすめです。

イギリスの主要薬局・ドラッグストア比較表
ここまで紹介した薬局・ドラッグストアの特徴を、簡単に比較表にまとめました。それぞれ得意な分野や使いやすい場面が少しずつ違うので、自分の目的に合わせて使い分けると便利です。
薬局・サービス | 特徴 | 向いている人 |
駅前・街中でも見つけやすい総合型薬局 | 初めて薬局を使う人、旅行者 | |
コスメ・美容用品にも強いドラッグストア | 美容用品も一緒に買いたい人 | |
住宅街に多い地域密着型の薬局 | 定期的に処方薬を受け取る在住者 | |
スーパー内で利用できる薬局 | 買い物ついでに薬を受け取りたい人 |
オンラインで利用できる薬局|Pharmacy2U・Boots・Oxford Online Pharmacy
イギリスでは、実店舗だけでなく、オンラインで薬を注文したり、処方薬を管理したりできるサービスもあります。
特に、定期的に薬を受け取っている人や、薬局に行く時間がない人には便利です。
▶︎オンライン薬局・薬サービスの比較表
サービス | 特徴 | 向いている人 | 注意したいポイント |
|---|---|---|---|
NHSリピート処方薬の自宅配送に強い | 定期的に処方薬を受け取る人 | 急ぎの薬や対面相談には不向き | |
Bootsの実店舗とオンラインを組み合わせやすい | 普段からBootsを使う人、店舗受け取りも使いたい人 | オンライン診療や一部サービスは有料の場合がある | |
市販薬や一部の処方薬をオンラインで注文できる | 店舗に行かず薬を購入・相談したい人 | 医師や薬剤師の判断により、希望する薬が購入できない場合がある |
▶︎選び方
Pharmacy2U
定期的なNHS処方薬を自宅で受け取りたい人。
Boots Online Pharmacy / Online Doctor
Bootsの店舗やオンラインサービスをまとめて使いたい人。
Oxford Online Pharmacy
オンラインで市販薬や民間のオンライン診療を利用したい人。
体調が悪いときや症状が重い場合は、オンラインだけで判断せず、薬剤師、GP、NHS 111に相談しましょう。
イギリスで薬を買う方法
イギリスで薬を買う方法は、大きく分けて3つあります。
1. スーパーやドラッグストアの棚から買う
軽い頭痛薬、風邪薬、のど飴、胃薬、アレルギー薬などは、Boots、Superdrug、Tesco、Sainsbury’sなどで購入できます。
商品棚から選んで、通常の商品と同じようにレジで支払います。
ただし、痛み止めなどは購入数に制限があったり、年齢確認をされる場合があります。
2. 薬局カウンターで薬剤師に相談して買う
一部の薬は、棚に並んでいないことがあります。
その場合は、薬局カウンターで症状を伝え、薬剤師に相談します。
たとえば、強めの風邪薬、鼻炎薬、胃薬、緊急避妊薬などは、薬剤師からいくつか質問を受けたうえで購入することがあります。
イギリスでは薬の分類として、スーパーなどで買えるGSL medicines、薬局で薬剤師の管理のもと購入するP medicines、処方箋が必要なPOM medicinesがあります。
3. 処方箋を使って薬を受け取る
抗生物質や持病の薬などは、基本的に医師や医療専門職による処方箋が必要です。
また、GPや病院で処方された薬は、指定した薬局で受け取ることができます。
Englandでは、NHS処方薬に料金がかかる場合があります。
2026/27のNHS処方料金は、1アイテムにつき£9.90に据え置かれています。これは薬の種類や元の価格にかかわらず、NHS処方箋で受け取る場合の基本料金です。
ただし、年齢や収入、妊娠中、特定の医療条件などによって無料になる場合があります。
なお、Scotland、Wales、Northern IrelandではNHS処方箋は無料です。
参照:NHSBSA「NHS prescription charges frozen for 2026/27」
Pharmacy Firstとは?
Englandでは、Pharmacy FirstというNHSサービスがあります。
これは、特定の症状について、GPを予約せずに薬局で相談し、必要に応じて処方薬を受けられる仕組みです。
対象となる主な症状には、以下のようなものがあります。
副鼻腔炎
喉の痛み
耳の痛み
感染した虫刺され
とびひ
帯状疱疹
女性の単純性尿路感染症
上記7つの一般的な症状について薬局で相談・治療を受けられるとされますが、年齢や症状の条件があるため、まずは薬局で確認しましょう。

イギリスで薬を買うときの注意点
1. 日本と同じ感覚で薬を選びすぎない
同じような効能に見えても、日本の薬と成分や用量が違うことがあります。
特に、以下の薬は注意が必要です。
パラセタモール
イブプロフェン
風邪薬
アレルギー薬
睡眠補助薬
子ども用の薬
複数の薬に同じ成分が入っていることもあるため、飲み合わせには注意しましょう。
不安な場合は、薬剤師に確認するのが安心です。
2. 子ども用の薬は年齢と用量を必ず確認する
子ども用の薬は、年齢や体重によって使える薬や量が変わります。
パッケージに書かれている用量を必ず確認し、不安な場合は薬剤師に相談しましょう。
3. 妊娠中・授乳中・持病がある人は必ず相談する
妊娠中、授乳中、持病がある人、他の薬を飲んでいる人は、自己判断で薬を選ばず、薬剤師に相談するのがおすすめです。
これらの注意点は、日本で薬を使うときと大きく変わりません。ただし、イギリスでは説明書や薬の名称がすべて英語で書かれています。分からない場合は自己判断せず、薬剤師に確認してから服用するようにしましょう。
薬局・ドラッグストアで使える英語フレーズ
イギリスの薬局では、難しい英語を使わなくても、症状や希望をシンプルに伝えられれば大丈夫です。
ここでは、薬局でよく使える英語フレーズを場面別に紹介します。
▶︎症状を伝えるとき
英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
I have a headache. | 頭痛があります。 |
I have a sore throat. | 喉が痛いです。 |
I have a runny nose. | 鼻水が出ます。 |
I have a cough. | 咳が出ます。 |
I have hay fever. | 花粉症です。 |
I have an upset stomach. | 胃の調子が悪いです。 |
▶︎薬を探しているとき
英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
Do you have anything for a cold? | 風邪に効く薬はありますか? |
What would you recommend for this symptom? | この症状には何がおすすめですか? |
Is this suitable for children? | これは子どもに使えますか? |
Can I take this with other medicine? | 他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか? |
Is this safe for pregnant women? | 妊娠中でも使えますか? |
Is this safe while breastfeeding? | 授乳中でも使えますか? |
▶︎薬の飲み方を確認するとき
英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
How often should I take this? | どのくらいの頻度で飲めばいいですか? |
Should I take this before or after food? | 食前と食後、どちらに飲めばいいですか? |
How many days should I take this for? | 何日間飲めばいいですか? |
Are there any side effects? | 副作用はありますか? |
Can I drink alcohol while taking this? | この薬を飲んでいる間、お酒を飲んでも大丈夫ですか? |
▶︎処方薬を受け取るとき
英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
I’m here to collect my prescription. | 処方薬を受け取りに来ました。 |
My GP sent my prescription here. | GPがこちらの薬局に処方箋を送りました。 |
Is my prescription ready? | 私の処方薬は準備できていますか? |
How long will it take? | どのくらい時間がかかりますか? |
Do I need to pay for this prescription? | この処方薬は支払いが必要ですか? |
💡ワンポイント英語メモ
薬局では、難しい説明をしようとしなくても、まずはI have...を使えば症状をシンプルに伝えられます。
・I have a headache.(頭痛があります)や、
・I have a sore throat. (喉が痛いです)
のように言えばOKです。
また、薬剤師におすすめを聞きたいときは、
・What would you recommend?
が便利です。
「何がおすすめですか?」という意味で、薬局だけでなく、レストランやお店でも使える表現です☝️。
まとめ|体調不良のときに慌てないために、近所の薬局を確認しておこう
イギリスの薬局は、薬を買うだけの場所ではなく、日常的な体調不良や薬の相談ができる便利な存在です。
Leeds City Centreであれば、個人的にはBootsが使いやすいと感じています。私自身もよく利用していますが、お店が開いている時は、薬剤師の方がいることも多く、市販薬や処方薬について相談しやすい印象です。大型店舗で品ぞろえも豊富なので、日用品から薬までまとめて見たい方には使いやすい薬局だと思います。
美容用品やコスメも一緒に買いたい場合や、セール品をチェックしたい場合は、Superdrugも便利です。
また、郊外や駅から離れた住宅街に住んでいて、定期的な処方薬を受け取りたい場合はWell Pharmacy、買い物ついでに利用したい場合はTesco Pharmacyも選択肢になります。
薬を自宅で受け取りたい人は、BootsやPharmacy2Uなどのオンライン薬局も便利です。
イギリス生活では、「どこの薬局を使うか」だけでなく、「どの薬が市販薬で、どの薬が処方薬なのか」を知っておくことも大切です。
体調が悪いときに慌てないためにも、自宅や職場の近くにある薬局を一度確認しておくと安心です。
※この記事は、イギリス生活における一般的な薬局利用の情報をまとめたものです。
薬の使用や体調に不安がある場合は、薬剤師、GP、NHS 111、または医療機関に相談してください。
緊急の場合は999に連絡してください。



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