Leeds駅前が再開発で大きく変わる|£46.1mのStation Gatewayが10月から順次開業へ
Leeds Stationを普段利用している方なら、「駅前の工事、いつ終わるんだろう?」と思ったことがあるかもしれません。
長期間にわたって工事が続いてきたLeeds Stationの正面入口ですが、いよいよ大きく姿を変えようとしています。
Leeds City Councilは、£46.1 million(4,610万ポンド)を投じた「Leeds Station Sustainable Travel Gateway」が2026年10月から段階的に開業する予定だと発表しています。
単に駅前をきれいにする工事ではありません。New Station Streetを歩行者中心の空間に変え、Bishopgate Streetとの間に新しいリフトを設置。さらにタクシー乗り場、自転車インフラ、周辺道路まで含めて、電車・徒歩・自転車・バス・タクシーをつなぐ交通拠点へ作り変えるプロジェクトです。
今回は、何が変わるのか、普段Leeds Stationを使う人や旅行者にはどんなメリットがあるのかを分かりやすくまとめます。
Leeds Station Sustainable Travel Gatewayとは?
Leeds Station Sustainable Travel Gatewayは、Leeds City Stationのメインエントランスとその周辺を再整備する大規模交通プロジェクトです。
Leeds City CouncilがNetwork RailやWest Yorkshire Combined Authorityと連携しながら整備を進めています。
主な変更点は次のとおりです。
New Station Streetの歩行者中心化
Bishopgate StreetとNew Station Streetを結ぶ新しい階段
2基の大型旅客用リフト
タクシー乗り場のBishopgate Streetへの移転
新しいCycle Hub
Bishopgate Street・Neville Street周辺の自転車インフラ
Neville Street・Dark Neville Streetの照明や道路環境改善
ベンチや植栽などを含む駅前公共空間の整備
つまり、「Leeds Stationそのものを建て替える」というより、駅を出てからCity CentreやSouth Bankへ移動するまでの環境を大きく作り直す工事と考えると分かりやすいと思います。

いつ開業する?2026年10月の予定
ここは少し注意が必要です。2026年10月にすべてが同時に完成するわけではありません。
Leeds City Councilが2026年9月3日に公表したスケジュールでは、10月から段階的な開業が予定されています。
▶︎10月上旬〜中旬
Bishopgate StreetとNew Station Streetをつなぐ公共スペースと階段について、10月上旬〜中旬の開放が予定されています。
▶︎10月中旬
New Station StreetとBishopgate Streetを結ぶ旅客用リフトが開業予定です。このリフトが利用できるようになると、現在Princes Squareにあるタクシー乗り場をBishopgate Streetへ移す計画です。
▶︎10月下旬
Cycle Hubへアクセスするためのリフトが開業する見込みです。
なお、2026年10月9日時点では、Councilからこれより新しい正式な全面開業発表は確認できていません。実際に駅を利用するときは、一部工事や迂回が残っている可能性があります。
駅前はどう変わる?
一番大きな変化は、これまで車・タクシー・バス・歩行者が入り混じっていた駅前を、より「人が歩く場所」として作り直すことです。
▶︎New Station Streetが歩行者中心に
Leeds Stationの正面にあるNew Station Streetは、一般車両中心の空間からpedestrian priority(歩行者優先)の空間へ変わります。
駅前にはベンチなどの休憩スペースや植栽も設けられる予定です。緊急車両や必要なサービス車両などは引き続きアクセスできますが、通常の交通量を減らすことで、駅からCity Centreへ歩きやすい環境を目指しています。
Leeds Stationを出た瞬間に車やタクシーの間を縫うように歩く現在の雰囲気からは、かなり印象が変わりそうです。

歩行者・自転車・バス・タクシーの動線
▶︎歩行者
New Station Streetは歩行者中心となり、Bishopgate Streetへ降りる新しい階段とリフトが整備されます。
特に大きいのがstep-free accessです。
Bishopgate Streetと駅入口の高低差を大型リフトで移動できるようになるため、車椅子、ベビーカー、大きなスーツケース、歩行に不安がある人にとって移動しやすくなります。
▶︎自転車
Bishopgate StreetやNeville Street周辺には、自転車利用を前提としたインフラが整備されます。駅にはCycle Hubも設置され、e-bike向け充電設備やさまざまなタイプの自転車を保管できる設備が計画されています。
Cycle Hubのリフトは、Councilの最新発表では10月下旬の開業予定です。
▶︎バス
駅正面を歩行者中心にするため、New Station Street周辺にあったバス停は駅入口から少し離れた周辺道路へ分散する設計となっています。
Boar Lane、Infirmary Street、Wellington Streetなど、駅周辺の複数の場所を使う形になるため、初めてLeedsを訪れる人はバス番号だけでなく実際のBus Stopの場所まで確認しておくのがおすすめです。
Leedsでのバスの乗り方やTap On Tap Offについては、【イギリス生活】Leedsのバスの乗り方ガイド|MCardやTap On Tap Offの違い、英語フレーズも解説も参考にしてください。
▶︎タクシー
タクシー乗り場は、最終的にBishopgate Streetへ移転します。新しい乗り場には6台分のスペースが設けられ、屋根や照明も整備される計画です。
道路の縁石側から乗車しやすい設計となるため、車椅子利用者やAssistance Dogを連れている利用者、大きな荷物を持った旅行者にとっても使いやすくなることが期待されます。
工事費は£46.1m|なぜこれほど大規模?
今回のSustainable Travel Gatewayへの投資額は、£46.1 million(4,610万ポンド)です。
West Yorkshire Combined AuthorityのTransforming Cities Fundを通じて資金が投入され、徒歩・自転車・公共交通を利用しやすくすることを目的としています。
ただ、工事が大規模になった理由は駅前の舗装やリフトだけではありません。Leeds StationのNew Station Streetの下には、Mill Goitと呼ばれる歴史的な地下構造があります。
Leeds Stationは19世紀に整備された駅で、今回のGateway工事と同時にNetwork Railによる地下構造の補強工事も進められてきました。駅前を完成させてから再び道路を壊して地下工事を行うのではなく、関連する工事を同時に進めることで長期的な混乱を抑える狙いがあります。
なぜLeeds駅を再開発するのか
背景にあるのは、Leeds Stationを利用する人の多さと、City Centreそのものの変化です。
従来の駅前は、歩行者、タクシー、バス、一般車、自転車が限られたスペースに集中していました。
そこで、「車を駅入口まで近づける」ことよりも、駅から人を安全かつスムーズにCity Centreへ送り出すことを重視した設計へ転換しています。
また、このGatewayは単独の計画ではなく、Leeds Station周辺の長期的な再整備やSouth Bankの発展ともつながっています。
英国全体の鉄道の今後については、イギリスの鉄道はなぜ再び公的所有へ?Chiltern Railwaysから見る英国鉄道改革でも解説しています。

Leeds駅を普段使う人への影響
▶︎駅前を歩きやすくなる
これまでより車両が少なくなり、New Station StreetからBoar LaneやCity Square方面へ歩きやすくなります。
▶︎Bishopgate Streetとの移動が楽になる
階段だけでなく大型リフトが整備されるため、スーツケースやベビーカーを持っているときにも使いやすくなります。
▶︎タクシー乗り場の場所が変わる
現在のPrinces Squareではなく、Bishopgate Streetが新しいTaxi Rankになります。長期間Leeds Stationを利用している人ほど、最初は「いつもの場所にタクシーがいない」と戸惑うかもしれません。
▶︎バスは駅前だけを見ない
バス停は周辺道路に分散するため、乗るバス番号だけでなく停留所の位置まで確認することが大切です。特に工事完了前後は乗り場が変わる可能性もあるので、時間に少し余裕を持って移動した方が安心です。
旅行者にとって便利になるポイント
初めてLeedsを訪れる旅行者にとって一番分かりやすいメリットは、駅を出てからの移動が分かりやすくなることです。
Leeds StationはCity Centreのすぐ隣にあり、City Square、Trinity Leeds、Briggate、Victoria Leedsなど主要エリアの多くへ徒歩で移動できます。
駅前が歩行者中心になれば、スーツケースを持った状態でもCity Centreへ入りやすくなります。さらにBishopgate Streetへのリフトが整備されることで、South Bank方面へ移動するときの選択肢も増えます。
LondonからLeedsへ鉄道で旅行する場合は、【2026年版】ロンドンからリーズへ電車で移動|LNERの料金・所要時間・First Classも参考にしてください。

まとめ|「駅を出た瞬間のLeeds」が変わる
£46.1mを投じたLeeds Station Sustainable Travel Gatewayは、2026年10月から順次開業する予定です。
大きなポイントは、単にLeeds Stationをきれいにするのではなく、「車が集まる駅前」から「人が歩き、公共交通や自転車につながる駅前」へ変えること。
New Station Streetの歩行者中心化、新しい階段とリフト、Bishopgate StreetのTaxi Rank、Cycle Hubなどが完成すれば、Leeds Station周辺の人の流れはかなり変わりそうです。
特にLeedsに住んでいる人にとっては、長く続いてきた工事がようやく最終段階に入ったという意味でも大きなニュースです。
一方で、2026年10月9日時点では全面開業ではなく段階的なオープンとなっています。しばらくは工事エリアや動線が変わる可能性もあるため、電車やバスを利用する日は少し時間に余裕を持って出かけるのがおすすめです。
完成後、Leedsの第一印象を作る「駅を出た瞬間の景色」がどう変わるのか、楽しみにしたいですね。




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