【2026年版】イギリスの保険会社比較|住宅・家財・生命保険の費用目安と選び方
更新日:9月13日
イギリスで暮らし始めると、意外と迷うのが保険です。住宅保険、家財保険、生命保険など名前は聞くものの、「賃貸でも必要?」「どの会社がいい?」「月々いくらくらい?」と分かりにくいですよね。
私自身もリーズで賃貸住宅に暮らす中で家財保険に加入し、子どもが生まれてからは生命保険についても考えるようになりました。家族が増えると、保険は単なる固定費ではなく「もしもの時に生活をどう守るか」という視点で考える必要が出てきます。
そこでこの記事では、2026年9月時点の公式情報をもとに、イギリスの住宅保険・家財保険・生命保険の違いと費用目安、主要保険会社の特徴を整理しました。価格だけでなく、どんな人に向いているかまで分かるように比較します。
先に結論:賃貸ならまずContents Insurance(家財保険)、住宅ローンのある持ち家ならBuildings Insurance(建物保険)、自分の収入で家族や住宅ローンなど家計を支えている場合はLife Insurance(生命保険)を検討するのが基本です。
イギリスの保険はまず3種類を押さえる
この記事で比較するのは、イギリス生活で特に身近な次の3種類です。保険会社を比較する前に、それぞれ何を守る保険なのかを整理しておくと選びやすくなります。
Buildings Insurance(建物保険)
家そのものの構造、屋根、壁、床、備え付け設備などを守る保険です。法律上すべての住宅所有者に義務付けられているわけではありませんが、住宅ローンを利用する場合は多くの貸し手が加入を求めます。賃貸住宅では通常、建物部分は大家側が保険を手配します。
Contents Insurance(家財保険)
家具、テレビ、パソコン、衣類など、家の中の「持ち物」を守る保険です。賃貸でも自分の持ち物は大家の建物保険ではカバーされないのが一般的なので、テナントにとって最も身近な住宅系保険です。
Life Insurance(生命保険)
契約期間中に死亡した場合などに、遺された家族へ一時金を支払う保険です。住宅ローン、家賃、生活費、育児費など、自分の収入が途絶えた時に家族へ大きな影響が出る場合は検討する価値があります。
イギリスの保険料はいくら?2026年の費用目安

保険料は郵便番号、住宅の種類、再建費用、家財の金額、過去の請求歴、免責額(excess)などによって大きく変わります。そのため「この会社なら月£10」のように固定料金で比較するのは適切ではありません。まず英国全体の平均を目安として見てみましょう。
保険の種類 | 年間の平均 | 月額換算の目安 |
Buildings Insurance | £298 | 約£24.83 |
Contents Insurance | £132 | 約£11.00 |
Buildings + Contents | £375 | 約£31.25 |
MoneyHelperが掲載している平均では、建物保険が年間£298、家財保険が年間£132、両方を組み合わせた保険が年間£375です。月額換算は比較しやすいよう単純に12で割った目安です。実際の月払い料金とは一致しない場合があります。
生命保険には英国全体で一律に使える「平均月額」がありません。保障額、契約期間、年齢、健康状態、喫煙状況などで個別に決まります。AvivaやLegal & Generalは月£5からの商品を案内していますが、これは開始価格であり、誰でも£5になるという意味ではありません。
住宅・家財保険会社を比較|Aviva・AXA・Direct Line・LV=

ここからは住宅・家財保険を提供する主要4社を比較します。各社とも見積もり条件によって保険料が変わるため、価格だけではなく補償上限やオプションまで確認するのがポイントです。
Aviva(アビバ)|建物の補償上限を重視したい人
Aviva SignatureのBuildings Insuranceでは、条件を満たす住宅について建物の保険金額を無制限としています。また、住めなくなった場合の代替宿泊費は建物保険で最大£100,000、家財保険で最大£25,000。侵入被害などで住宅を安全な状態にする必要がある場合、承認済み業者を2時間以内に手配することを目指すサービスも案内されています。
向いている人:持ち家で再建費用の上限を細かく心配したくない人、補償内容を重視したい人。
AXA(アクサ)|3段階の補償から選びたい人
AXAはHome Insurance、Plus、Premierの複数レベルを用意しています。建物の最大補償額はプランにより£500,000、£1,000,000、無制限と異なり、代替宿泊費やHome Emergencyの扱いもプランごとに変わります。2026年9月確認時点では、AXA Plus Home Insuranceについて「2026年5月1日〜7月31日の新規顧客の10%が£196以下」と案内しています。
この£196は全契約者の平均ではなく、一部顧客の実績値です。自分の見積額は住所や住宅条件によって変わるため、最低価格のように捉えない方が安全です。
向いている人:補償レベルを比較しながら、自分に必要な範囲へ調整したい人。
Direct Line(ダイレクトライン)|補償レベルが分かりやすい
Direct Lineの住宅保険はSilver、Gold、Platinumの3段階。Silverはシンプルな補償で免責額が高め、Goldはより包括的、Platinumは最も高い補償上限に加えてAccidental Damage、Home Emergency、Family Legal Protectionを含みます。
向いている人:基本補償から手厚い補償まで、レベルの違いを見ながら選びたい人。
LV=(Liverpool Victoria)|価格実績を確認しながら選びたい人
LV=はHome Insuranceを複数レベルで提供しています。公式サイトでは2026年9月確認時点で「2025年11月〜2026年4月の新規顧客の10%が£119以下」と案内しています。こちらも全員がこの価格になるわけではなく、あくまで一部顧客の実績です。
向いている人:見積もりを取りながら補償と価格のバランスを比較したい人。
生命保険会社を比較|Aviva・Legal & General・Zurich

生命保険は「安い会社」を探すだけでは不十分です。保障額、保障期間、Level Cover(保障額が基本的に一定)かDecreasing Cover(住宅ローン残高などに合わせて保障額が減る)か、Critical Illness Coverを付けるかまで確認しましょう。
Aviva|月£5〜・Level / Decreasing Coverに対応
AvivaのLife Insurance Planは月£5から。契約期間中の死亡、または条件を満たす末期疾患の診断で一時金を支払う仕組みで、Level CoverとDecreasing Coverを選べます。保険料は保障額、期間、年齢、健康状態、喫煙状況などで変わります。
向いている人:家族の生活費や住宅ローンを意識しながら保障額を設計したい人。
Legal & General|月£5〜・家族の生活費や住宅ローン対策に
Legal & GeneralもLife Insuranceを月£5から案内しています。保障期間中に死亡した場合、または余命12か月未満と診断され所定の条件を満たす末期疾患の場合に支払い対象となり、住宅ローン、日々の請求、育児費などを支える目的で利用できます。
向いている人:死亡保障をシンプルに準備し、家族の固定費や育児費への備えを考えたい人。
Zurich|Critical Illness Coverまで重視する人
ZurichはLife Insurance and Critical Illnessの組み合わせで、対象となる39の重病、末期疾患、死亡などに対する一時金を案内しています。子ども向けに最大£25,000の保障を追加できる選択肢もあります。
向いている人:死亡時だけでなく、重い病気になった場合の収入減や生活費まで意識して備えたい人。
保険会社比較表|特徴と向いている人
ここまでの内容を、住宅・家財保険と生命保険に分けて一覧にしました。同じ「保険会社比較」でも商品が違えば比較軸も違うため、住宅保険と生命保険の月額を一つの表で横並びにしないのがポイントです。
住宅・家財保険
会社 | 主な特徴 | 向いている人 |
Aviva | 条件付きで建物補償上限無制限 | 持ち家・補償重視 |
AXA | 複数の補償レベル | 保障を調整したい |
Direct Line | Silver / Gold / Platinum | 段階で比較したい |
LV= | 複数レベル・価格実績を公表 | 価格と補償の両方を比較 |
生命保険
会社 | 主な特徴 | 向いている人 |
Aviva | 月£5〜・Level / Decreasing | 住宅ローン・家族保障 |
Legal & General | 月£5〜・死亡/所定の末期疾患 | 家族の生活費対策 |
Zurich | 重病39疾病・子ども保障の選択肢 | Critical Illness重視 |
※開始価格や過去の顧客実績は、あなたの見積額を保証するものではありません。契約前に必ず最新の見積もりと保険約款を確認してください。
賃貸・持ち家・家族あり|どの保険を選ぶ?
賃貸住宅に住んでいる場合
建物自体の保険は通常大家側が手配するため、まず検討したいのはContents Insuranceです。ノートパソコン、スマートフォン、自転車などを外にも持ち出すなら、Personal Possessions Coverが自宅外でも適用されるか確認しておくと安心です。
住宅ローンで家を購入する場合
Buildings Insuranceが中心になります。MoneyHelperも、住宅ローンの貸し手は火災・洪水などから住宅を守る建物保険を求めると案内しています。家財も守りたい場合はBuildings + Contentsの組み合わせを比較しましょう。
配偶者・子どもがいる場合
家族が自分の収入に依存しているならLife Insuranceの必要性が高まります。住宅ローンだけでなく、家賃、光熱費、保育料、日々の生活費まで含め、「自分の収入がなくなった時に何年分必要か」を考えるのがポイントです。
一人暮らし・扶養家族がいない場合
生命保険の優先度は家庭によって異なります。一方、賃貸でも自分の家財は自分で守る必要があるため、高価なパソコンや家具などを持っている場合はContents Insuranceを検討しやすいでしょう。
保険選びで失敗しない7つのチェックポイント
見積額だけを見ると、補償を削ったプランが最安になることがあります。契約前は次の7点をセットで比較するのがおすすめです。
保険の種類:Buildings、Contents、Lifeのどれが必要かを先に決める
補償上限:建物の再建費用、家財総額、高額品の上限が十分か確認する
Excess(免責額):保険金請求時に自分で負担する金額を確認する
Accidental Damage:うっかり破損が標準かオプションか確認する
Personal Possessions:スマホやPCなど自宅外の持ち物も対象になるか確認する
Home Emergency / Legal Cover:必要な特約が標準か追加料金かを見る
複数社で同条件の見積もり:安さではなく、同じ補償条件で比較する
生命保険ではさらに、保障額・契約期間・LevelかDecreasingか・Critical Illnessの有無を揃えて見積もらないと正確に比較できません。
イギリスの保険に関するよくある質問
Q. イギリスでは住宅保険は義務ですか?
法律上、すべての住宅所有者にHome Insuranceが必須というわけではありません。ただし住宅ローンを利用する場合、多くの貸し手がBuildings Insuranceを求めます。
Q. 賃貸でもBuildings Insuranceは必要ですか?
通常は大家が建物保険を手配します。借主が検討するのは自分の持ち物を守るContents Insuranceが中心です。ただし契約内容は物件ごとに確認してください。
Q. 家財保険はいくらくらいですか?
MoneyHelper掲載の平均は年間£132で、単純な月額換算では約£11です。ただし実際の保険料は郵便番号、家財総額、補償範囲、免責額などで変わります。
Q. 生命保険は月£5で入れますか?
AvivaとLegal & Generalは月£5からの商品を案内していますが、これは開始価格です。実際の保険料は年齢、健康状態、喫煙状況、保障額、期間などで個別に決まります。
Q. 一番安い保険会社を選べばいいですか?
おすすめしません。Excessが高い、Accidental Damageが含まれない、高額品の上限が低いなど、安さの理由がある場合があります。同じ条件に揃えて2〜3社以上の見積もりを比較する方が判断しやすくなります。
まとめ|価格だけでなく補償内容まで比較しよう
イギリスの保険会社を比較するときは、まず「何を守りたいのか」を決めることが大切です。賃貸ならContents Insurance、住宅ローンのある持ち家ならBuildings Insurance、家族の生活を自分の収入が支えているならLife Insuranceが検討の中心になります。
2026年9月時点では、住宅保険ではAviva、AXA、Direct Line、LV=がそれぞれ異なる補償設計を持ち、生命保険ではAviva、Legal & General、Zurichに異なる強みがあります。ただし保険料は個人条件によって大きく変わるため、「○○社が一番安い」と一律には言えません。
私も実際にイギリスで生活してみて、保険は安さだけで選ぶより「いざという時に何が対象になるか」を理解しておくことの方が大切だと感じています。まずは自分に必要な補償を整理し、同じ条件で複数社の見積もりを比べてみてください。
※本記事は2026年9月12日時点の各社公式情報をもとにした一般的な情報です。保険商品の内容・価格・条件は変更される場合があります。契約前には必ず各社の最新情報・保険約款をご確認ください。
本記事は個別の金融アドバイスを目的とするものではありません。




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